【中医学ノート vol.2】めぐる季節と「命」のサイクル
- HIJIRIAN(聖庵)

- 24 時間前
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前回お話しした江戸時代の学者、貝原益軒さん。彼が研究を進める上で、大きなヒントにした知恵があります。それが「中医学(ちゅういがく)」です。
中医学の歴史はなんと4000年以上。日本でいえば、まだ人々が縄文土器を使って、狩りや採集をしていた時代です。そんなに大昔から、命や健康についての知恵が積み重ねられていたなんて驚きですよね。
中医学は単なる「病気を治す方法」ではなく、「この世界や命はどう成り立っているのか?」と言う哲学がつまったような学問です。アーユルヴェーダとも似ていますね。

1.循環する「宇宙」と「命」の形
中医学の考え方の基本はとってもシンプル。それは「すべては循環(サイクル)している」と言うことです。
私たちは毎日、太陽が昇って沈むのを見ます。季節はポカポカした春から、暑い夏、涼しく乾燥した秋、そして凍える冬へと巡ります。
植物が芽を出して花を咲かせ、実をつけて枯れていくのと同じように、私たち人間も「生まれて、成長して、年を重ねて、肉体は大地へと還り、魂(精神)は空へと還っていく」という大きな流れの中にいます。
そして大地に還った身体は次の命の栄養になり、空に還った魂は地球を見守る大きなエネルギー体の一部となる。宇宙にある全てのものは繋がっていて、目にみえるものも、見えないものも、大きな円を描くように巡り続けていると考えているのです。
「葉落帰根(ようらくきこん)」
枝についた葉っぱは、ひらひらと落ちて、また根っこの土へと帰っていく。

2.中医学、2つの大きな考え方
「全ては繋がって循環している」という考えから、中医学には2つの大きな考え方が生まれました。
① 整体観念(せいたいかんねん)
人を「鼻」「お腹」「足」といった部分ごとに見るのではなく、「身体も心も、そして周りにある自然も、全部繋がったひとつのチーム」として考える視点です。例えば、「頭痛がしているのは、目の疲れかもしれないし、カフェインが合わないのかもしれない」など、身体全体のリズムを乱れを探していきます。
② 弁証論治(べんしょうろんち)
一人ひとりの性格が違うように、身体のタイプ(体質)もみんな違います。また、同じ人間でも、晴れの日と雨の日では体調が変わりますよね。その時のあなたの状態をじっくりと観察して、「今のあなたにぴったりの解決策」を見つけるオーダーメイドの考え方のことです。

3.終わりに
「大和本草」から始まった私の学びは、中医学という大きな海へと繋がりました。自然界を支配する根本的なルールを学び、自然の摂理を学び、それを誰かの毎日の元気ために活かしていくこと。それは、貝原益軒さん大切にしていた「周りの人を思いやる心」そのものであると感じます。
まだ勉強の途中ですが、これからも私なりのペースで、学んだ知恵をお伝えしていきます。次回からはもっと具体的な内容をお伝えできればと考えています。どうぞ、お楽しみに!
(vol.3に続く)
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HIJIRIAN(聖庵)
本来の自分へ還る 自然療法
田所 聖妙(ayumi)
◻︎僧侶として12年の修行を経てセラピストへ転身。
◻︎身体から心へ働きかける日本の植物療法を探求。
◻︎自ら仕立てた和草オイルによる施術。
◻︎季節のゆらぎを整える和草WSを主宰。
◻︎緑育植物療法士®︎
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ゆらぐ更年期になる前の整えに😊。


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