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【中医学ノート vol.2】めぐる季節と「命」のサイクル
前回お話しした江戸時代の学者、貝原益軒さん。彼が研究を進める上で、大きなヒントにした知恵があります。それが「中医学(ちゅういがく)」です。 中医学の歴史はなんと4000年以上。日本でいえば、まだ人々が縄文土器を使って、狩りや採集をしていた時代です。そんなに大昔から、命や健康についての知恵が積み重ねられていたなんて驚きですよね。 中医学は単なる「病気を治す方法」ではなく、「この世界や命はどう成り立っているのか?」と言う哲学がつまったような学問です。アーユルヴェーダとも似ていますね。 1.循環する「宇宙」と「命」の形 中医学の考え方の基本はとってもシンプル。それは「すべては循環(サイクル)している」と言うことです。 私たちは毎日、太陽が昇って沈むのを見ます。季節はポカポカした春から、暑い夏、涼しく乾燥した秋、そして凍える冬へと巡ります。 植物が芽を出して花を咲かせ、実をつけて枯れていくのと同じように、私たち人間も「生まれて、成長して、年を重ねて、肉体は大地へと還り、魂(精神)は空へと還っていく」という大きな流れの中にいます。 そして大地に還った身体

HIJIRIAN(聖庵)
1 日前読了時間: 3分


【学びのノート vol.1】江戸時代の知恵「大和本草」に学ぶ、命を大切にする心
最近、私は「大和本草(やまとほんぞう)」という古い本を読み始めました。書いたのは、江戸時代の学者・ ※貝原益軒 さんです。 この本を読んでいると、ある大切なことに気づかされます。それは植物について学ぶことは、単に名前や形を覚えることではなく、「人も動物も植物も、みな同じ「命」として、どうやって大切に活かし合っていくか」を学ぶことなんだ、ということです。 ※貝原益軒さんってどんな人? 今から300年前、福岡県で活躍したお医者さんのような人です。子どもの頃は身体が弱かったのですが、自分で健康法を工夫して、なんと83歳まで元気に仕事を続けました。今の時代で言えば、100歳を軽く超えるような驚きの元気さです! 1.「日本のための」教科書を作りたい! 益軒さんが生きていた時代、薬や植物の本と言えば、中国の本「本草綱目(ほんぞうこうもく)」をそのまま信じるのが当たり前でした。 でも益軒さんはこう考えました。 「中国と日本では、空気も水も育つ環境も違う。日本の自然に合った、日本人のための教科書が必要だ!」 そこで彼は、本から学んだ知識だけで満足せず、自分の足

HIJIRIAN(聖庵)
5 日前読了時間: 3分
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