【日本の植物の恵み①】天地の恵み「葛(くず)」に学ぶ。足元から始まる、心と身体の養生法。
- HIJIRIAN(聖庵)

- 4月28日
- 読了時間: 3分

植物の恵みを纏い、整える
和の自然療法 聖庵(hijirian)です。
「風邪の引き始めには、葛根湯」で馴染みのある「葛(くず)」のお話です。
皆さんももしかしたら、写真のようなモリモリ生えている三つ葉の植物を、見かけたことはありませんか。
「ただの雑草でしょ?」ってかつての私もそう思っていました。でも、実は葛こそ、秋を代表する七草のひとつ。古くから日本人に愛されてきた、歴史のある植物なのです。
たった1年でツルの長さが10メートルも伸びるほどパワフルな生命力の持ち、7月から9月ごろには綺麗な花を咲かせ、ぶどうのような甘い香りを漂わせます。

▪️命を繋いできた大地の恵み
貝原益軒が記した「大和本草(やまとほんぞう)」には、こんな話が記されています。「食べ物がなくて困った時、村に住む人たちは家族みんなで山の中へ入り、葛の根っこを掘って食べ、命を繋いだ」と。
今でも和菓子で有名な、「くず餅」や「くずきり」は、この葛の根っこ(デンプン)から作られています。葛はまさに、日本人の心と身体を支えてきた、天からの贈り物なのですね。

▪️捨てるところなし。丸ごと活かす知恵。
葛はその全てが私たちの助けになります。
・根:「葛根(かっこん)」として、風邪の引き始めや肩こりの薬に。
・花:アルコールの代謝を高めて、二日酔いの強い味方に。
・蔓(つる):丈夫な「葛布(くずふ)」として、かつては衣服にもなりました。

▪️現代の女性にこそ、葛が必要。
現代の科学の目で見ても、葛の成分は驚くほど優秀で、葛に含まれる「ダイゼイン」などは、女性ホルモン(エストロゲン)に似た働きをしてくれます。
・更年期のゆらぎを穏やかに
・骨粗鬆症の予防
・お肌のコラーゲン産生を促進
まさに、変化の多い時代を生きる私たち女性にとって、身近で頼もしい「日本のハーブ」と言えるでしょう。

▪️暮らしに葛を取り入れる「本葛湯」
スーパーなどで「本葛(片栗粉などが混ざっていないもの)」を見つけたら、ぜひ自分を労う一杯を作ってみてください。
【本葛湯レシピ】
1.鍋に本葛粉(大さじ1)と150mlの水を入れて溶かします。
2.中火にかけ、ヘラなどで絶えず混ぜます。
3.白かった液が、透明になり「ぷるん」としたとろみが出たら完成。
お好みではちみつやジャム、ハーブシロップを入れると美味しくなりますよ。
一口飲むごとに身体の芯から温まり、緊張が解けていくのがわかるはずです。私も季節の変わり目で、喉に違和感がある時などは、必ず朝晩飲んでいます。

▪️おわりに
「身土不二(しんどふに)」ー土地のものを食べることは、その土地の健康をいただくこと。
日本の土で育った葛は、私たちの身体にとって最も馴染み深いものです。
道端でもし葛の葉に出会ったら「私たちの命を繋いでくれてありがとう」と心の中で声をかけてみる。そんな心の余裕が、きっとあなたを健やかにしてくれます。
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植物の恵みを纏い。整える
和の自然療法|聖庵(hijirian)
Owner Therapist
田所 聖妙(ayumi)
◻︎僧侶として12年の修行を経てセラピストへ転身。
◻︎アーユルヴェーダサロン5年、ホテルスパ2年の研鑽の後、聖庵を開業。
◻︎自ら仕立てた和草オイルによる施術。
◻︎季節のゆらぎを整える和草WSを主宰。
◻︎身体から心へ働きかける、日本の植物療法を探求。
◻︎緑育植物療法士®︎
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「毎日をもっと軽やかに過ごしてもらえたらいいな☺︎」
聖庵(hijirian)はそんな想いから生まれた
小さな小さなサロンです。
聖庵が大切にしているのは
日本の土で育った季節の植物たち。
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・いつも笑顔で過ごしたい
・穏やかな自分を保ちたい
・人生を軽やかに楽しみたい
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植物の力を借りて
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