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癒しの原点 〜シャーマンの植物療法と荒行堂での体験〜



 植物療法の起源は、6万年前の時代まで遡ることができます。

どんな文化でも、一番初期のハーバリスト(植物療法士)として知られるのは「シャーマン」です。シャーマンは内なる目を発達させる訓練を長年行い、極めて高い直感レベルまで本能を向上させ、深い知覚によって植物やスピリットな世界とコミュニケーションを取りました。


 シャーマニズムではスピリチュアルな原因によって、病気が起こると考えます。誰かがクライアントに向けた悪意、邪気の仕業、呪術、神の介入などがその例です。


 ヒーリングの儀式では、シャーマンはクライアントの体に入って、原因である霊と戦い追い出します。シャーマンの意識を別次元に送り込むのを助けるツールとして、インセンスや芳香植物を焚きました。(これがアロマテラピーの起源です)


 現代でも、「柏手を打つ」「火打石を打つ」「おりんを鳴らす」などの行為は、振動や音によって邪気を払い空間を清める役割があります。


 「インセンスを焚く」「アロマの香りを嗅ぐ・焚く」なども、香りによって神経を鎮め、空間を清らかにするという役割があります。




 先日、100日間の荒行堂で修行をしている友人の所へ、ご祈祷を受けに行ってきました。


 その荒行堂では、古来から伝わる浄化の儀式が今も大切に守られていました。堂内に入ると、すぐに香木の深い香りが私を包み込み、鐘の音が体の芯まで響き渡りました。友人は白装束に身を包み、御宝前に向かいお経を唱えていました。ご祈祷の間、友人は木剣(ぼっけん)と呼ばれる宝具を使い、秘伝の浄化法を行ってくれました。


 とても心が静まり、日常の喧騒から解放されるような感覚に包まれ、現代医学だけでは説明できない古来の知恵が、この荒行堂に今も息づいているのを感じました。


  帰り道、不思議と心が軽くなっていることに気づきました。古来の知恵を組み合わせた伝統的なヒーリング方法は、忙しい現代社会に生きる私たちにも、大きな恵みをもたらしてくれているのかもしれません。​​​​​​​​​​​​​​​​ 


 

 
 
 

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