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手作りオイルにしようと思ったきっかけ

 


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 私は治療家ではありません。 また、人が抱える不調を「治そう」とも思っていません。 なぜなら、「不調」は自分自身でしか治すことのできないものだからです。


 私たちセラピストができることは、「不調を緩和したい」という気持ちに寄り添い、施術などを通して、その「お手伝い」をすることです。





 身体を整える知識のない頃の私は、定期的な運動もせず、好きなものを飲食していたため、今より10キロ近く体重も多く、季節の変わり目にはいつも体調を崩し、「頭痛」「消化器系の不調」「凝りや痛み」にも常に悩まされていました。


  そんな生活環境を変えてくれたのが、アーユルヴェーダとの出会いです。


 アーユルヴェーダの生活法やトリートメント法を取り入れていくうちに、体重も減り、頭痛や凝りや痛みも緩和し、消化器系の不調もなくなりました。さらに、風邪を引くことすらなくなっていきました。


 アーユルヴェーダのトリートメントオイルはインドやスリランカから輸入します。そのオイルには現地では治療として使われるハーブが何十種類も含まれていて、自分の体に必要なハーブは吸収され、必要のないハーブ成分は体外に排出されていきます。


 またアーユルヴェーダには「半径4キロ以内で育ったものを食していれば、病気にはならない」という考えもあります。





 「日本のハーブやオイルで代用できないだろうか」と考え、周囲を見渡してみると、国内で栽培されているハーブがたくさんあることに気づきました。 「日本国内で栽培されているハーブを活用していこう」と思うに至ったのが、オイルを手作りしようと思ったきっかけです。


 ハーブには水溶性の成分と脂溶性の成分があり、ハーブティーは水溶性の成分、浸出油は脂溶性の成分、チンキ剤は両方の成分を抽出することができます。ハーブのエキスを抽出してからオイルと一緒に煮込むと、水溶性・脂溶性、両方の成分を抽出できますが、熱に弱い成分もあるため、現在では温浸法を用いた浸出油にしています。

※温浸法(おんしんほう)とは、熱を加えて植物油にハーブの有効成分を抽出する方法。

※浸出油(しんしゅつゆ)とは、植物油にハーブを漬け込んでハーブの有効成分を抽出したオイルのこと。


 自分でも使用していますが、肌に塗布した瞬間に「新鮮さ」が伝わってきて、肌が喜んでいる感覚も伝わってきます。 聖庵では3ヶ月で使い切る量しか作らないようにしています。


食べ物もハーバルオイルも、新鮮なものが一番なのかもしれません。​​​​​​​​​​​​​​​​






 
 
 

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