生きることの本質
- 聖庵 hijirian
- 6月5日
- 読了時間: 2分

この子はソラちゃん。私が15年ほど前からお世話になっている恩師の愛犬。
ソラちゃんと初めて会ったのは11年も前のこと。恩師のお寺に来たばかりのソラちゃんは、散歩にも出かけず、声を発することもなかった。私がたまたま恩師のお寺へ遊びに行った時、声をかけたりぬいぐるみで遊んだりしているうちに「クーン、クーン」と初めて声を発してくれた縁の深い子。
お寺へ遊びに行くと、いつも走り回って出迎えてくれたソラちゃんが先日、歩けなくなったと聞いてお見舞いに行くと、ぬいぐるみを咥えて玄関まで来てくれました。
歩くことが困難になった今でも、大切なぬいぐるみを咥えて玄関まで出迎えてくれる姿に、精一杯の愛情と生命力を感じ、胸が熱くなりました。

動物は私たちに、生きることの本質を教えてくれます。ソラちゃんのように身体の変化があっても愛情表現を失わない姿は、自然治癒力の真の意味である「その子らしい生き方や表現力を保ち続ける力」そのものです。
症状や状態に囚われるのではなく、その子らしさや生命の輝く姿を大切にすることが、自然療法の目指す「存在そのものを支える」という考え方なのです。
治癒とは必ずしも健康な元の状態に戻ることだけではなく、変化の過程にあるその時々の自分を受け入れながら、本来持って生まれている愛の姿を表現し続けていくことなのかもしれません。
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