時を超える癒しの知恵 〜古代からつながる聖庵の植物療法〜
- 聖庵 hijirian
- 3月4日
- 読了時間: 2分
更新日:3月7日

古代ギリシャ文明が発展した紀元前8世紀頃、人々の生活形態は狩猟採取から農耕を中心とした定住型へと移行し、農業や交易が盛んになっていきました。交易の発達により都市部には人口が集中し、不衛生な生活環境からマラリア・結核・はしか・消化器系や呼吸器系の伝染病が蔓延しました。
こうした状況下では、従来のシャーマンによる儀式的なヒーリング法では対応しきれなくなり、エジプトや中国・インドで発展していた医療理論と技術を含む、より体系的な医学が取り入れられるようになりました。
紀元前5世紀頃になると、医師の診察を受ける人々の知識レベルも高まり、より確実な効果を求める声が大きくなりました。そこから合理的な医学が興り、疾病のパターンを解明する理論が発展していきました。ホリスティック医学の概念が提唱されるようになったのもちょうどこの時期です。
医学の父と称されるヒポクラテスは、身体が自然の理に支配されていることを説き、病気のかかりやすさは個人の体質や遺伝的要因に加え、食生活・水・衛生状態・気候・生活環境などの影響を受けることを見出しました。
彼は症状を抑え込むのではなく、人間を全体として捉え、ハーブの活用・新鮮な空気・適度な運動・入浴・食生活の改善などを通じて、身体が本来持つ自然治癒力を高めることを重視しました。ヒポクラテスは約400種類ものハーブを治療に用いたと伝えられています。

聖庵では、インドをはじめとする伝統的な知恵を受け継ぎ、主に以下のハーブを活用しています。
・自律神経のバランスを整えるハーブ
・ホルモンバランスを整えるハーブ
・免疫力を高めるハーブ
これらをボディオイル用として、
また、ヘッドオイルには
・神経を鎮静させるハーブ
・頭皮や髪の健康に寄与するハーブ
などを厳選して浸出油を作っています。
このように、古代から脈々と受け継がれてきたホリスティックな医学の知恵は、現代の私たちの生活にも深い恵みをもたらしています。
聖庵では、古代から人々の健康を支えてきた自然の力を大切にし、一人ひとりの心と体のバランスを整える手助けをしていくことを大切にしています。自然の恵みと古来からの知恵が調和した当サロンのハーブオイルを通して、現代のストレス社会に生きる皆様の健やかな日々をサポートできれば幸いです。
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