お墓をDIYするという選択
- 聖庵 hijirian

- 10月30日
- 読了時間: 2分
更新日:7 日前

私の実家は分家であったため、家に仏壇もなく、手を合わせる習慣のない家だった。それでも、春と秋のお彼岸、そしてお盆の時は毎年必ず母に連れられお墓参りに行っていた。
お墓があった場所は、出身地である東京都葛飾区からは少し離れたところにあり、電車とバスを乗り継いで1時間半ほどの距離。少し小高い丘の上にあったから、段ボールをソリに見立てて芝生の坂を下って遊んだり、モグラが掘った穴の跡を木の棒で掘ってみたりと、お墓参りはたくさんの思い出が詰まった家族行事でもあった。
そのお墓は、戦死した息子たちの菩提を弔うために、おじいちゃんがどこかで木材を調達してきて、「〇〇家之墓」と自分で書き、それを建てたのが始まりだとか。疎開した北海道の家も葛飾区のお家も、おじいちゃんが最初は建てたと聞いている。昔の人は何でも自分で作ったのかな‥‥。
そんな話を母から聞いていたので、
「お墓って自分でも建てられるのではないのか?」
と思って調べてみると本当にあったのです。「お墓の自作キット」というものが。
しかも私の夫は、大型のトラックやフォークリフトの運転もできる。
「これは作るしかないでしょ!」
家族とも相談し、亡くなった実母のお墓をDIYすることに。
私たちは、たくさんの経験をするために生まれてきた。今この時、現在の年齢でしか味わえない経験がある。お墓のDIYもその一つ。亡くなる時に「あんなこともしたねー」と思える思い出を、これからもいっぱい作っていきたい。
お墓のDIYも、かけがえのない家族の思い出になると思います。
(だけど色々と問題も起きる‥💦)
続きは、また次回に。
#お墓のDIY
#お墓の自作キット



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